つながる語らい場

kataraiba.exblog.jp
ブログトップ

人を見下すこと

『 人を見下すこと 』


人を見下してしまった経験がある。

ささいな思い出に感じていたけれど、今はすごく反省している。

見下したこと、見下されたこと、今までにありますか?



……………………………………………………………………………                                  

● 人を見下すことって、自信と関わっているのかな。人を羨ましいと思う気持ちはあるけれど、それほど羨ましいと思ったことはないし…。見下されるとガーンとなる。下に見られると、イラッとする。見下されたとき、その人に嫌な気持ちが湧くけれど「その人に余裕がないのかな」と思う。


――― 見下された反動で見下す?

● 小中高の頃、同級生からも親からも、見下されている実感があったけれど、それはそれでいいかなと、受け入れていたなあ。

 その反動なのかわからないけれど、会社に入ってからは全力で仕事にぶつかっていった。先輩・同僚・後輩に対して、年上年下関係なく、言葉の正論でガンガンぶつかっていった。会社に入って20年、そういうことをしてきた。他の人のことを「おまえにはわからないだろう」と心の中で見下していた。

 その後、うつ病になって、やりたくてもやれないという、気持ちと身体のギャップを経験した。そんな自分を許せない状態になった。うつ病についても受け入れるまでに時間がかかった。復職したときは、今まで見下していた人たちから見下される状態になっていることが受け入れられなくて、結果的にまた休職になった。自分の考え方を変えていかないと、復職できないかなと思っています。


――― 見下していた自分に気づく

● テーマを出したきっかけから話します。仕事をしていた時、自分は半人前の状態だった。新しく入ってきた人が仕事できなくて、上司に怒られていたのを見て、心の中でほくそえんだ。以前、つながる語らい場でその話をしたとき、ある参加者の人から「見下されたように感じた」と言われた。あ、見下していたんだと気づかされた。

 小学校の時は、勉強もできたし、交友もできたので、おとなしい子を見下していたと思う。でも高校から人に見下されるようになって…。

 いま、人間の中の嫌な面、自分が人を見下していたことを知った。自分に自信がないから、自分よりできない人を見て安心する。そういうことがあった。

● 最近「私ならそうしないのにな」と思うことがある。これは見下すことなのかな? 野球中継でアンパイヤのミスジャッジがあった。いろんな気持ちが湧いてきた。球が当たったかどうか本人が知っているはず。でも、その人は言わない。腹が立ってしまった。

● 怒るときは、自分の思い通りにならないとき。見下すことって世の中にいっぱいあると思う。人を見下す気持ち、誰の心の中にもあるから。見下してしまったとき、相手に伝わらなければいいのかな。思っているだけで伝わるということもあるけれど…。


――― 立ち向かう

● 自分が見下したこともたくさんあるけれど、見下されたときの経験を思い出していました。新しい仕事に就いたとき、前任者から教えてもらわないとできないのに、前任者の人が冷たい人で、「このあいだ教えました」と言われてしまう。どうしようかと悩んだ。私は一度で覚えられないので、何度か聞こうとした。「わからないときは何回でも聞くことが私の責任」だと思って、何回も聞いた。「教えないのは相手の責任」だと考えることにした。見下されたとき、見下した相手に立ち向かっていった私の体験です。


――― バネにする

● 不登校だったとき、同級生からのまなざしがきつかった。先生は、私をお荷物みたいに感じていたと思う。くやしくて勉強だけは頑張った。先生をほめちぎって内申点を上げようと思った。こんなふうに見下されることをバネにすることもできると思う。

● 私は、何回も分からないことを教えてもらおうとしても、教えてもらえなかった経験がある。そのうちに人に聞くことができなくなり、一人で仕事がわからないまま抱え込んだ。私よりも少し劣る人に対して、ストレスのはけ口を向けたのかなと思う。ホームレスの人たちを見て、「なんだ、この人たちは」と思っていた。

 見下されたことで、それをバネにする人、それをパワーに変える人はすごいなと思う。


――― してしまったこと

● 中学校の頃のクラス全体のいじめ事件のこと。いじめる人たちに矛先を向けることができなくて、逆に弱い人たちをいじめる方向に向かってしまったことがある。今、謝ることもできないし…。でも、いじめてしまったあの人は力のある人だったから大丈夫かなと…。いじめっぱなしじゃなくて、後で仲良くなったのだけれど…。あーでも、打算があったのかもしれない。ずっと心に引っ掛かっている出来事。自分もいじめに乗っからないと、自分もいじめられる側になるような状況があった。

● 中学の時の部活では、にぎやかな子たちばかりの中で、一人だけポツンとした子がいた。いじめたわけじゃないけれど、仲間に入れてあげなかった。かわいそうなことをした。「何で、あの子仲間に入ってこないんだろうね~」というような気持ちでいた…。あー…。

● 高校の時にからかわれていた。それが嫌だから、自分よりも弱い子にちょっかいを出して、ひどいことをしていた。自分がやられて嫌なことを人にしていた。いじめのニュースを見ると、そのことを思い出してつらくなるんです。


――― 涙とともに流そう

● 一人で思い出すと、あーって気持ちになるけれど、こうして皆とともに話すと、いいですね。

● きょうは懺悔の会だな。ステキ…。

● 高校の時のことを反省しているのに、また仕事についた時も同じようなことをやっちゃった。下に向けて、はけ口を求めるようなことを。今は、あんなことはしちゃいけないと、心からわかった。心から感じている。だから口に出せる。なかなか口に出せないことだから、話すのに勇気がいった。

● 涙が出てくるね。

● 涙とともに流そう。


―感 想―

このテーマ「見下すこと」は、誰にでもあると思うので、もっと多くの人と語らいたかった。多くの人の体験を聞きたかった。

人を見下すことの中にいじめのことも出てきたので、いじめのテーマもやりたいね。

人を見下すことを考えてみた。人を見下さないようにすることは、できないかなと思った。見下してしまうことはこれからもあるかもしれない。その時に「あっ、まずい」と気づけるようになると思うけれど、ゼロにするのは難しいなあと思った。

いじめられたことはすごく覚えているのに、いじめたことは、それは大変なことなのに忘れている。アホだなあと改めて思った。思い出させてくれたことを、良かったことにしようと思う。

こういうことを考えるのは大事だな、と思った。みんなで話すことが素敵だなと思った。

足を踏まれたことは覚えているけれど、踏んだことはすぐに忘れてしまう。

それを言えることがスゴイよ。

   

 第28回つながる語らい場

2012112










 


[PR]
by tsunagarukai | 2015-05-02 08:20